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膀胱がんの動注化学療法について

[2021.11.05]

先日、美容外科で有名なT先生が膀胱がんに罹患されていることがニュースで報道されました。

また番組の中で膀胱へ直接抗がん剤を投与したことを告白されていました。

抗がん剤は一般的には全身に効果をもたらすことを目的として静脈内に投与されることが多いですが、T先生のケースのように腫瘍を支配する動脈に投与することで

標的臓器のみに作用させる治療法もあります。

とくに腫瘍の根が深い膀胱がん(筋層浸潤性膀胱がん)の場合にはこれらの治療が効果的であることは以前から知られています。

筋層浸潤性膀胱がんの標準治療は膀胱全摘であり、膀胱を摘出するとどうしてもQOL低下は免れません。

放射線治療と併用で動注療法を施行することで膀胱を温存を図った治療が1980年後半に報告され、良好な成績が示されています。

以下に動注療法のメリットとデメリットをいくつか挙げます。

動注療法のメリット

・薬物の腫瘍組織濃度を高めることで抗腫瘍効果を増強できる

・全身の薬剤濃度は相対的に低下するため、白血球減少や貧血、脱毛や嘔吐などの全身合併症を軽減できる

・手術が困難な高齢者でも選択可能

動注療法のデメリット

・膀胱温存を図るには経尿道的手術と放射線治療併用が不可欠

・遠隔転移を有するステージには適応ではない

・腫瘍の数が複数個ある場合や浸潤が深い場合には成績が落ちる

・動脈内にカテーテルを留置する手術が必要

 

膀胱がんは再発しやすいため一度罹患すると長期間の観察期間が必要です。

初発症状によくみられる、痛みのない血尿がある場合には早めの受診をお勧めします。

 

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