king of pain

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連日猛暑が続いておりますが、熱中症以外で『ある疾患』で来られる方が急増しています。

おわかりでしょうか?

答えは『尿路結石』です。

尿路結石は日本人の約10人に1人が患うありふれた疾患です。尿量が少なくなるこの夏の時期に結石は作られやすくなります。

尿路結石の痛みは『痛みの王様(king of pain)』と表現されるくらい激痛です。結石は詰まると発作的に激しい痛みが脇腹から背中や腰周辺に起こり、吐き気を催し、冷や汗を伴い顔面蒼白となります。

まれに失神する患者さんがいるほどの痛みです。しかし必ずしも七転八倒の苦しみとは限らず鈍痛や思苦しさだけのこともあります。

結石の場所によって痛みは移動し、結石が尿管の下端にあるときには痛みは大腿部や恥骨部にまで放散することがあります。

疼痛時にはまずは鎮痛剤を使用することですが、手持ちに無い場合には以前にお伝えした≪腎臓のツボ≫を指圧してください。

そのあとは医療機関に受診して結石の場所やサイズ、詰まりの程度などの診断を受けて治療へと進むことになります。

私が患者さんにお伝えする結石予防の3条件は

①一日2000ml以上の尿量を保つ飲水量 ②食事内容 ③夕食後と就寝までの時間を空けること

①はお水かお茶(麦茶かほうじ茶)を推奨

②はシュウ酸成分の多い食物の制限と適度のカルシウム摂取、クエン酸の多い食物を推奨

シュウ酸はほうれん草やタケノコ、ダイコンなどに多く含まれますが鰹節やちりめんじゃこなどのカルシウムを含む食品と一緒に接種することで吸収率が低下します。昔からの生活の知恵には驚かされます。チョコレートやコーヒーなどの嗜好品にシュウ酸は多いので間食好きの方は要注意です!

野菜や海草、柑橘類などの果物は尿中クエン酸やマグネシウムを増加させ結石の生成を抑制させますので積極的に摂取しましょう!

③は夕食後から寝るまでに4時間以上空けることです。結石は夜間就眠中に形成されることが多いので夕食後すぐに寝ると尿中に結晶成分が出来やすくなります。

さて、日に日にコロナ陽性者数が急増しており、それと比例するように当院でのPCR検査希望者も増えています。

一向に光が見えないコロナニュースとは逆に東京オリンピックでの日本選手の奮闘に毎日元気を頂いています。そのなかでも明日は待ちに待った男子マラソンが行われますのでお茶の間から精一杯エールを送る予定です!

本日は以上です。