AGA

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AGAについて

進行性の男性脱毛症

AGA(Androgenetic Alopecia)とは男性型脱毛症のことで、男性に最も多くみられる脱毛症と言われています。主に遺伝や男性ホルモンの影響により、思春期以降から生え際や頭頂部、あるいはその両方の毛髪が薄くなります。

日本人男性の3人に1人がAGAと言われていて、進行性の脱毛症なので放っておくとどんどん薄毛が進行します。

ヘアサイクル(毛周期)

毛髪には“成長期”“退行期”“休止期”という時期があります。成長期に太く長い毛に成長し、退行期に毛球の退縮が始まり、休止期に入ると毛球が完全に退化します。

通常、成長期の期間は2~6年ですが、AGAになると数ヶ月から1年と短くなり、太く長い毛に成長できないためコシのない毛が増え、休止期の時期も長くなるため毛髪が薄くなります。

  • 成長期:髪の毛が活発に成長する期間
  • 退行期:成長がストップし、髪の毛が休止状態へ移行するまでの期間
  • 休止期:髪の毛が自然に抜け落ち、新しい髪の毛が成長を始める期間

AGAの主な症状

毛髪が薄くなった・抜け毛が増えた・髪の毛が細くなったなど

AGAになると下記のような症状が現れます。
AGAの症状でお悩みの方は、今福鶴見のかねみつクリニックへお気軽にご相談ください。

こんなことでお悩みではありませんか?
  • 額の生え際が後退してきた
  • 頭頂部の毛髪が薄くなってきた
  • 髪の毛が細くなってきた
  • 髪の毛のコシがなくなった
  • 思春期以降、髪の毛が薄くなってきた
  • 抜け毛が多くなった

など

AGAの原因

最大の原因はホルモンバランスの乱れ

AGAは遺伝や生活習慣の乱れなどでも起こりますが、最大の原因は男性ホルモンの影響と言われています。

男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロン(DHT)が5αリダクターゼ(還元酵素)と結合することでジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、これが毛包のホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)に結合することで、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなり、薄毛・抜け毛が目立つようになります。

遺伝的要因も関係します

AGAは遺伝的要因も関係します。ご家族にAGAの方がいる場合、ご自身もAGAを発症するリスクが高いと言えます。

生活習慣も影響します

不健康な食生活、ストレスの多い生活、睡眠不足、喫煙、過度な飲酒などの生活習慣の乱れもAGAのリスクを高めます。これらは体内のホルモンバランスを乱し、毛髪の成長に必要な栄養素の供給を阻害することで、薄毛を進行させることがあります。

AGAの進行パターン

AGAは特定のパターンに沿って進行することが多く、症状の程度によって治療方法も異なります。特に「ハミルトン・ノーウッド分類」は、AGAの進行度を具体的に示し、治療計画の立案に役立てられています。

ハミルトン・ノーウッド分類

ハミルトン・ノーウッド分類は、AGAの進行段階を示した指標です。この分類により、AGAの状態を評価し、適切な治療方法の決定に繋げます。
ハミルトン・ノーウッド分類には、次のような9つのパターンがあります。

  • Ⅰ型:AGAの最も初期の段階で、生え際の後退がわずかに見られますが、他人からはほとんど気づかれません
  • Ⅱ型:Ⅰ型よりも進行し、生え際の薄毛がより顕著になります
  • Ⅱ vertex型:Ⅱ型の特徴に加えて、頭頂部がO型に薄くなり始めた状態です
  • Ⅲ型:生え際の薄毛がM字型になり、全体的に髪のボリュームが減少します
  • Ⅲ vertex型:Ⅲ型の薄毛に加えて、頭頂部がO型にさらに薄くなっている状態です
  • Ⅳ型:生え際の後退と頭頂部の薄毛が進行し、明確なO型の薄毛が見られます
  • Ⅴ型:生え際の後退がさらに顕著になり、頭頂部と連結する直前の段階です
  • Ⅵ型:生え際が大きく後退し、頭頂部の薄毛と連結している状態です
  • Ⅶ型:Ⅵ型がさらに進行し、側頭部まで薄毛が広がった状態です

日本人男性に多いのが「Ⅱvertex型」で、つむじ周辺から薄毛が進行するのが特徴です。この型では、頭頂部の薄毛が目立ち始め、生え際の後退も徐々に進むとされています。

AGAの治療方法

ザガーロを処方しています

大阪市城東区にあるかねみつクリニックでは、AGA治療薬として“ザガーロ”を処方しています。

デュタステリドを有効成分とし、Ⅰ型・Ⅱ型5αリダクターゼ(還元酵素)の働きを阻害して薄毛を改善します。同じAGA治療薬であるプロペシアがⅡ型5αリダクターゼ(還元酵素)のみを阻害するのに対して、ザガーロはⅠ型・Ⅱ型の両方を阻害するため、より高い効果が期待できます。

AGA治療薬はプライバシーに配慮して、院内でお渡しいたします。

ザガーロの注意点

ザガーロを服用中、PSA(前立腺がんの腫瘍マーカー)が半減するため、前立腺がんの検査を受ける際は主治医に服用していることをお伝えください。

ザガーロの副作用

ごく稀ではありますが、性欲減退、射精障害、ED(勃起障害・勃起不全)、全身倦怠感、肝機能障害、黄疸などの副作用が起こることがあります。

自己判断で服用を中断しないようにしましょう

AGA治療薬の効果は、平均して約6ヶ月で実感できるとされています。ですが、治療効果が実感できたからといって、自己判断で服用を中断すると、治療前の状態に戻ることがあります。用法用量を守り、根気よく治療を続けるようにしましょう。

かねみつクリニックでは、患者様のAGAの進行度に応じた適切な治療計画をご提案し、治療の継続をサポートいたします。

費用

ザガーロ 0.5mg 10,000円/30日分(税込)

※別途、初診料3,000円(税込)がかかります(2回目以降の再診料は不要)