痛風腎/薬剤性腎障害||かねみつクリニック

痛風腎/薬剤性腎障害

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痛風腎について

痛風腎について

痛風腎は、高尿酸血症が原因で起こる腎障害です。血液中の尿酸値が高い状態が続くことで、尿酸塩が腎臓に沈着し、腎機能が低下していきます。

慢性腎臓病の原因の1つです

痛風腎は慢性腎臓病(CKD)の原因疾患の1つです。初期には自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行することが多い病気です。

予防が可能な腎臓病です

尿酸値を適切にコントロールすることで、発症や進行を予防することができます。尿酸値が高いと指摘された方は、大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへご相談ください。

痛風腎の種類

痛風腎は、症状や発症の仕方によって3つのタイプに分類されます。

尿酸腎症(慢性間質性腎炎)

最も多いタイプです。長期間の高尿酸血症により、尿酸塩が腎臓の組織に沈着し、徐々に腎機能が低下していきます。自覚症状がないまま進行するため、定期的な検査が重要です。高血圧を合併しやすいことも特徴です。

急性尿酸腎症

急激な高尿酸血症により尿細管が閉塞し、急性腎不全を起こす状態です。がんの化学療法後などに稀に発生します(腫瘍崩壊症候群)。

尿酸結石

尿が酸性に傾くと尿酸結石ができやすくなります。結石による尿路閉塞で腎機能が低下することがあります。

こんなお悩みはありませんか?

  • 尿酸値が高いと指摘されている
  • 痛風発作を繰り返している
  • 健診で腎機能低下を指摘された
  • 尿路結石ができたことがある
  • 高血圧を合併している
  • など

痛風腎の原因

高尿酸血症が原因です

血清尿酸値が7.0mg/dL以上の高尿酸血症が原因です。尿酸が体内で過剰に産生されるか、腎臓からの排泄が低下することで起こります。

リスクを高める要因

アルコールの過剰摂取、プリン体の多い食事(レバー、魚卵、ビールなど)、肥満、遺伝的要因などが関係しています。利尿薬など一部の薬剤も尿酸値を上昇させます。

痛風腎の検査・診断

血液検査

尿酸値と腎機能(クレアチニン、eGFR)を測定します。高尿酸血症と腎機能低下の関連を評価します。

尿検査

尿酸の排泄量や尿のpHを調べます。尿が酸性に傾いていないか確認します。

超音波検査(エコー検査)

腎結石の有無や腎臓の形態を確認します。

痛風腎の治療方法

尿酸降下薬

尿酸生成阻害薬(アロプリノールやフェブキソタット)や尿酸排泄促進薬(ドチヌラド)を使用します。
目標尿酸値は6.0mg/dL以下です。急激な尿酸値の低下は痛風発作を誘発することがあるため、徐々に下げていきます。

生活習慣の改善

節酒(特にビールを控える)、プリン体を多く含む食品の制限、減量を行います。十分な水分を摂取し、尿量を増やすことも大切です。

尿のアルカリ化

尿が酸性に傾いている場合は、尿アルカリ化薬を使用して尿酸結石を予防します。

合併症の管理

高血圧や脂質異常症を合併している場合はその管理も重要です。

薬剤性腎障害について

薬剤性腎障害は、薬剤が原因で起こる腎障害を指します。薬剤が直接腎臓を傷つける場合と、間接的に障害を起こす場合があります。

高齢者や腎機能低下がある方に起こりやすい

高齢者、元々腎機能が低下している方、脱水状態の方に起こりやすい傾向があります。複数の薬剤を服用している方も注意が必要です。

早期発見で回復が期待できます

原因となる薬剤を早期に特定し中止することで、多くの場合は腎機能の回復が期待できます。定期的に腎機能をチェックすることが大切ですので、複数の薬を服用されている方は大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへご相談ください。

薬剤性腎障害の種類

急性尿細管壊死

腎臓の尿細管が直接障害される最も多いタイプです。造影剤、アミノグリコシド系抗生物質、抗がん剤などが原因となります。

急性間質性腎炎

薬剤に対するアレルギー反応として起こります。発熱、発疹、好酸球増加を伴うことがあります。NSAIDs、抗生物質、プロトンポンプ阻害薬などが原因となります。

慢性間質性腎炎

長期間の薬剤使用により徐々に腎機能が低下するタイプです。

その他

糸球体障害、尿細管閉塞、腎血流低下など、様々な機序で腎障害が起こることがあります。

こんなお悩みはありませんか?

  • 複数の薬を長期間服用している
  • 痛み止めをよく使う
  • 健診で腎機能低下を指摘された
  • 新しい薬を飲み始めてから体調が悪い
  • むくみや尿量の減少がある
  • など

原因となりやすい薬剤

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)

ロキソプロフェン、イブプロフェンなどの痛み止めや解熱剤です。市販薬にも含まれており、長期使用や過量摂取に注意が必要です。

抗生物質

アミノグリコシド系、バンコマイシン、一部のセフェム系抗生物質などが原因となります。

造影剤

CT検査などで使用するヨード造影剤は、腎機能が低下している方や糖尿病の方で腎障害を起こしやすい傾向があります。

その他

抗がん剤、免疫抑制薬、ACE阻害薬、利尿薬、プロトンポンプ阻害薬、一部の漢方薬や健康食品なども原因となることがあります。

薬剤性腎障害のリスク因子

  • 高齢者
  • 元々腎機能が低下している方
  • 脱水状態にある方
  • 複数の薬剤を併用している方
  • 長期間薬剤を服用している方
  • 薬剤の過量投与を受けた方
  • など

薬剤性腎障害の検査・診断

服薬歴の確認

使用している薬剤名、使用期間、量を詳しく確認します。市販薬やサプリメントも含めてお聞きします。診断の鍵となる最も重要な情報です。

血液検査

腎機能(クレアチニン、eGFR)の推移を調べます。薬剤使用開始前後での変化を確認します。好酸球の増加がみられることもあります。

尿検査

尿沈渣で白血球や好酸球、尿蛋白の有無を確認します。

薬剤中止後の経過

原因と疑われる薬剤を中止した後に腎機能が改善するかを確認することも重要な診断の手がかりとなります。

腎生検

診断が難しい場合や、原因の特定が必要な場合に行われることがあります。

薬剤性腎障害の治療方法

原因薬剤の中止・減量

最も重要な治療は、原因となる薬剤を中止または減量することです。早期に対応すれば腎機能の回復が期待できます。中止できない場合は、腎臓への影響が少ない代替薬への変更を検討します。

脱水の補正

脱水がある場合は輸液で改善します。十分な水分摂取を心がけます。

ステロイド治療

アレルギー性の急性間質性腎炎の場合は、ステロイド治療を行うこともあります。

透析

重症の急性腎不全に至った場合は、一時的に透析が必要になることもあります。

予防

定期的に腎機能をチェックすることが大切です。薬剤を使用する際は適切な量と期間を守ります。脱水を避けるよう心がけます。複数の医療機関で薬をもらっている場合は、お薬手帳などで薬剤情報を共有することが重要です。

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