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急性・慢性腎不全について

腎臓の働きが著しく低下した状態です

急性・慢性腎不全について

腎不全は、腎機能が著しく低下し、体内の老廃物や水分を十分に排泄できなくなった状態です。急性腎不全(AKI:Acute Kidney Injury)と慢性腎不全(CKD G5)があります。

急性腎不全は数時間から数日で急激に腎機能が低下する状態で、適切な治療により回復が期待できます。慢性腎不全は長期間かけて腎機能が低下した状態で、不可逆的であり、透析や腎移植が必要となります。透析療法や腎移植により、生命を維持することが可能になります。

早期発見と適切な治療が重要ですので、気になる症状がある時はすぐに大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへご連絡ください。

こんなお悩みはありませんか?

  • 尿量が急に減った、または出ない
  • 全身がむくむ
  • 吐き気、食欲不振がある
  • 強い倦怠感、息切れがある
  • 意識がもうろうとする
  • など

急性・慢性腎不全の特徴

急性腎不全(急性腎障害:AKI)の特徴

数時間から数日という短期間で急激に腎機能が低下します。尿量が減少する(乏尿、無尿)場合もあれば、尿量が保たれている場合もあります。原因を取り除けば回復する可能性が高いですが、放置すると生命に危険が及びます。入院での集中治療が必要なことが多いです。

慢性腎不全(CKD G5)の特徴

慢性腎臓病が進行した末期の状態で、eGFRが15未満となった状態です。数ヶ月から数年という長期間をかけて徐々に進行します。腎機能は回復せず不可逆的で、透析または腎移植が必要となります。尿毒症症状として倦怠感、食欲不振、吐き気、意識障害などが現れます。

尿毒症とは

腎機能の低下により体内に老廃物が蓄積した状態です。全身の臓器に影響を及ぼし、悪心、嘔吐、食欲不振、意識障害、けいれん、心不全、肺水腫、貧血などの症状が出現します。

急性・慢性腎不全の原因

急性腎不全の原因

原因は3つに分類されます。腎前性は腎臓への血流低下が原因で、脱水、出血、心不全、敗血症などで起こります。腎性は腎臓自体の障害が原因で、急性糸球体腎炎、急性尿細管壊死、薬剤性腎障害などがあります。腎後性は尿路の閉塞が原因で、尿管結石、前立腺肥大症、がんによる尿管閉塞などで起こります。

急性腎不全から慢性腎不全へ

急性腎不全が完全に回復しない場合、慢性腎臓病へ移行することがあります。繰り返す急性腎障害は慢性腎臓病のリスク因子となります。

慢性腎不全の原因

慢性腎臓病が進行した結果です。糖尿病性腎症が最も多く、高血圧性腎硬化症、IgA腎症などの慢性糸球体腎炎、多発性嚢胞腎、その他の慢性腎疾患が原因となります。

急性・慢性腎不全の検査・診断

問診

病歴を詳しくお聞きし、脱水の有無、使用している薬剤、基礎疾患などを確認します。急性か慢性かの判別も重要です。

血液検査

クレアチニンや尿素窒素(BUN)が急激に上昇する(急性)、または高値が持続する(慢性)ことで診断します。慢性腎不全ではeGFRが15未満となります。高カリウム血症や代謝性アシドーシスなどの電解質異常もみられます。貧血も特徴的な所見です。

尿検査

尿量を測定し、乏尿や無尿の有無を確認します。尿沈渣や尿蛋白も調べます。

画像検査

超音波検査(エコー検査)で腎臓の大きさ(慢性では萎縮している)や水腎症の有無を確認します。CT検査で尿路閉塞の原因を検索します。

急性・慢性腎不全の治療方法

急性腎不全の治療

原因の除去が最優先です。脱水がある場合は輸液で補正します。尿路閉塞がある場合はカテーテル留置や手術で解除します。原因となる薬剤を中止し、感染症があれば治療します。電解質異常を補正します。重症例、高カリウム血症、肺水腫などがある場合は緊急透析を行います。回復まで集中管理が必要です。

慢性腎不全の治療

透析療法の準備と導入を行います。血液透析は週3回、1回4時間程度の通院が必要です。腹膜透析は在宅で実施できます。腎移植は根本的な治療で、透析から離脱できる可能性があります。

対症療法として、エリスロポエチン製剤で貧血を治療し、骨ミネラル代謝異常を管理します。食事療法では塩分、カリウム、リン、蛋白質を制限します。

透析導入のタイミングは症状、検査値、全身状態を総合的に判断して決定します。

透析導入後の管理

定期的な透析を継続し、合併症の予防と管理を行います。栄養管理にも注意を払い、QOL(生活の質)を維持することが大切です。

専門医療機関との連携

CTなどの精密検査が必要な場合や、透析導入が必要な場合などには、専門医療機関へご紹介します。透析導入前の保存的治療や準備は当院でも対応できます。

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