小児泌尿器科とは?
小児泌尿器科では、お子様の泌尿器に関する様々な疾患を診療しています。中でも夜尿症(おねしょ)は代表的な疾患です。
夜尿症(おねしょ)について

夜尿症は、5歳以降で月に1回以上のおねしょが3ヶ月以上続く状態と定義されています。小学生の約10%、中学生でも約3%にみられ、決して稀な病気ではありません。
成長とともに自然に治ることもありますが、治療によって改善を早めることができます。小学校入学後もおねしょが続く場合は、大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへ一度ご相談ください。宿泊行事への不安やお子様の自信にも関わる問題ですので、適切な治療でサポートいたします。
こんなお悩みはありませんか?
- 小学生になってもおねしょが続いている
- 宿泊行事(林間学校、修学旅行など)が心配
- おねしょの頻度がなかなか減らない
- 昼間もおもらしをすることがある
- 子供が自信をなくしている
など
昼間の症状を伴う場合
昼間にも尿もれ(尿失禁)や頻尿、急に我慢できなくなる症状がある場合は、他の疾患が隠れている可能性がありますのでお早めにご相談ください。
夜尿症(おねしょ)の種類
夜尿症には、生まれてから一度もおねしょが治まったことがない一次性夜尿症と、6ヶ月以上おねしょがなかったのに再び始まった二次性夜尿症があります。
毎年約15%のお子様が自然に治りますが、中学生以降も続くこともあります。放置すると自尊心の低下や宿泊行事への不安など、心理的な影響を及ぼすことがあります。
原因による分類
夜間の尿量が多い多尿型、膀胱に溜められる尿量が少ない膀胱型、両方の要素を持つ混合型に分けられます。タイプによって治療方法が異なります。
夜尿症(おねしょ)の原因
夜間の尿量が多い
夜間に分泌される抗利尿ホルモン(尿量を減らすホルモン)が不十分だと、夜間の尿量が増えます。夕方以降の水分摂取が多いことも原因となります。
膀胱の容量が小さい
年齢相応の尿量を溜められない場合、夜間に膀胱がいっぱいになることでおねしょが誘発されます。膀胱が過敏で、少量の尿でも尿意を感じてしまうこともあります。
睡眠からの覚醒障害
尿意を感じても目が覚めにくいお子様がいます。眠りが深いこと自体は悪いことではありませんが、夜尿症の一因となります。
その他の要因
両親に夜尿症の経験があると、お子様も夜尿症になりやすい傾向があります。便秘があると直腸が膀胱を圧迫して夜尿の原因となることがあります。二次性夜尿症の場合は、心理的なストレスが関係していることもあります。
夜尿症(おねしょ)の検査・診断
問診
夜尿の頻度、時間帯、おおよその尿量をお聞きします。昼間の排尿状況、水分摂取のパターン、便秘の有無、ご家族の夜尿症の経験なども重要な情報です。
排尿日誌
数日間、排尿した時刻と尿量、飲んだ水分の量、夜尿の有無を記録していただきます。夜尿のタイプを判断するために大切な情報です。
尿検査
尿路感染症や糖尿病など、他の病気が隠れていないか確認します。
超音波検査(エコー検査)
膀胱や腎臓の形に異常がないか確認します。排尿後に尿が残っていないかも調べます。
夜尿症(おねしょ)の治療方法
生活指導
まず生活習慣の改善から始めます。夕食後、特に寝る2~3時間前からは水分摂取を控えます。塩分を摂りすぎると喉が渇くため、塩分も控えめにします。規則正しい生活と十分な睡眠を心がけ、寝る前にトイレに行く習慣をつけます。便秘がある場合は、その改善も大切です。
治療の心構え
「焦らない、叱らない、起こさない」が大切です。おねしょは本人のせいではありません。叱ると逆効果になります。夜中に無理に起こしてトイレに連れて行くことは、効果がないとされています。おねしょをしなかった日は褒めて、自信をつけてあげてください。
おねしょは本人のせいではありません。叱ると逆効果になります。夜中に無理に起こしてトイレに連れて行くことは、効果がないとされています。おねしょをしなかった日は褒めて、自信をつけてあげてください。
薬物療法
夜尿のタイプに応じて薬を選択します。夜間の尿量が多いタイプには、尿量を減らす抗利尿ホルモン薬(デスモプレシン)を使用します。膀胱の容量が小さいタイプには、膀胱の容量を増やす抗コリン薬を使用します。両方を併用することもあります。
アラーム療法
おねしょを感知するとアラームが鳴る装置を使う方法です。繰り返し使用することで、膀胱容量の増加や覚醒の改善が期待できます。効果が出るまで数ヶ月かかることがありますが、根気よく続けることで高い効果が得られます。
