陰茎がんについて
亀頭や包皮に発生します
陰茎がんは、陰茎にできる悪性腫瘍です。日本では年間数百例程度と比較的稀ながんですが、50歳以上の男性によくみられます。
亀頭や包皮に発生することが多く、初期には痛みのないしこりやただれとして現れます。包茎の方は包皮の中で病変が進行し、発見が遅れることがあります。
早期に発見できれば陰茎を温存した治療が可能ですが、進行すると鼠径リンパ節(太ももの付け根)に転移します。陰茎に気になる症状がある場合は、大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへお早めにご連絡ください。
こんな時はすぐにご相談ください
- 亀頭や包皮にしこりができた
- 陰茎に治りにくい潰瘍やただれがある
- 陰茎の皮膚の色が変わった
- 包皮の内側から悪臭のある分泌物が出る
- 太ももの付け根にしこりがある
など
初期の症状
亀頭や包皮に、痛みのないしこり、ただれ、潰瘍ができます。皮膚の色が赤くなったり、白っぽく変化したりすることもあります。イボ状の腫瘤として現れることもあります。
包茎の方は、包皮をめくらないと病変に気づきにくいため、発見が遅れる傾向があります。包皮の内側で進行し、悪臭のある分泌物が出て初めて受診される方もいます。
進行した場合の症状
しこりが大きくなり、潰瘍が広がります。出血や悪臭を伴う分泌物が増えます。病変が尿道に及ぶと排尿困難が起こることがあります。鼠径リンパ節に転移すると、太ももの付け根にしこりを触れるようになります。進行に伴い痛みも出てきます。
陰茎がんの原因
リスク因子
包茎、特に真性包茎はリスク因子の1つです。包皮と亀頭の間に溜まる垢が慢性的な刺激となり、発がんに関与すると考えられています。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染もリスクを高めます。尖圭コンジローマの原因となるウイルスと同じ系統で、性行為を通じて感染します。
その他、喫煙、慢性的な亀頭包皮炎、免疫力の低下などもリスク因子として挙げられています。
発症しやすい方
50歳以上の男性、包茎を放置している方、陰茎の衛生管理が不十分な方は注意が必要です。
陰茎がんの検査・診断
問診・視診・触診
症状の経過やリスク因子についてお聞きします。病変の位置、大きさ、硬さを確認し、鼠径リンパ節の腫れがないかも調べます。
生検
確定診断には生検が必要です。病変部から組織を採取し、顕微鏡で詳しく調べます。がん細胞の有無と種類を確認します。
画像検査
CT検査やMRI検査で、がんがどの程度深く浸潤しているか、リンパ節に転移がないかを評価します。これらの検査結果をもとに、病期(ステージ)を判定します。
陰茎がんの治療方法
手術療法
治療の中心は手術です。早期であれば、病変部のみを切除して陰茎を温存できる手術が可能です。レーザーによる治療が選択されることもあります。
進行している場合は、陰茎の部分切除または全切除が必要になることがあります。鼠径リンパ節に転移がある場合は、リンパ節郭清(リンパ節を切除する手術)も行います。
放射線療法
早期がんで陰茎温存を希望される場合に選択されることがあります。手術後の補助療法として行う場合もあります。
化学療法
進行がんや転移がある場合に検討します。手術や放射線療法と組み合わせて行うこともあります。
早期発見のために
陰茎がんが疑われる場合は、専門医療機関での精密検査と治療が必要です。当院では診察の結果、陰茎がんの可能性がある場合は速やかに連携医療機関へご紹介いたします。
包茎は陰茎がんのリスク因子の1つです。包茎でお悩みの方、陰茎に気になる症状がある方は、早めにご相談ください。
