梅毒・ヘルペス・尖圭コンジローマについて
性行為で感染する病気(性感染症)です
梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマは、いずれも性行為によって感染する性感染症(STD)です。
梅毒は細菌による感染症で、放置すると全身に広がる可能性があります。性器ヘルペスはウイルス感染症で、一度感染すると再発を繰り返すことがあります。
尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)によって性器や肛門周囲にイボができる病気です。
いずれも早期発見・早期治療が大切です。症状がある場合は、ご自身の治療だけでなく、パートナーへの感染を防ぐためにも、大阪市城東区今福鶴見のかねみつクリニックへお早めにご連絡ください。
こんなお悩みはありませんか?
- 性器や肛門のまわりにしこりや潰瘍がある
- 性器に痛みを伴う水ぶくれができた
- 性器や肛門のまわりにイボができた
- 太ももの付け根のリンパ節が腫れている
- 全身に発疹が出た
など
各性感染症の特徴
梅毒
梅毒トレポネーマという細菌が原因で、近年は患者数が急増しています。感染から約3週間後に、感染した部位に痛みの少ないしこりや潰瘍ができます(第1期)。この症状は自然に消えますが、治ったわけではありません。
その後、全身に発疹が出たり、発熱やリンパ節の腫れが現れたりします(第2期)。治療せずに放置すると、数年から数十年かけて心臓や神経に重大な障害を起こす晩期梅毒へ進行することがあります。
性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルス(HSV)による感染症です。初めて感染した時は、性器に痛みを伴う水ぶくれや潰瘍ができ、発熱を伴うこともあります。
一度感染するとウイルスは体内に潜伏し、疲労やストレス、免疫力の低下をきっかけに再発を繰り返すことがあります。再発時は初感染より症状が軽い傾向があります。
尖圭コンジローマ
HPV(ヒトパピローマウイルス)の6型や11型による感染症です。感染から数週間~数ヶ月後に、性器や肛門の周囲に先のとがったイボができます。
イボは乳頭状やカリフラワー状で、痛みやかゆみがないことも多いです。放置するとイボが大きくなったり数が増えたりします。治療しても再発しやすいのが特徴です。
各性感染症の原因
感染経路
3つの疾患とも、主に性行為で感染します。膣性交だけでなく、肛門性交やオーラルセックスでも感染します。皮膚や粘膜が直接触れることで病原体がうつります。梅毒と性器ヘルペスは、症状が出ていない時期でも感染力があるため注意が必要です。
各疾患の病原体
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌、性器ヘルペスは単純ヘルペス2型(稀に1型)、尖圭コンジローマはHPVの主に6型・11型が原因です。
各性感染症の検査・診断
視診
まず病変部を観察し、しこり、潰瘍、水ぶくれ、イボの形状や分布を確認します。
梅毒の検査
血液検査で梅毒に対する抗体を調べます。感染初期は抗体がまだできていないことがあるため、疑わしい場合は数週間後に再検査を行うことがあります。
性器ヘルペスの検査
多くの場合、特徴的な水ぶくれや潰瘍の見た目で診断できます。必要に応じて、水ぶくれの内容物や潰瘍部分からウイルスを検出する検査を行います。
尖圭コンジローマの検査
視診で特徴的なイボの形状を確認して診断します。他の疾患との区別が必要な場合は、イボの組織を採取して検査することもあります。
各性感染症の治療方法
梅毒の治療
ペニシリン系の抗菌薬を内服または注射で投与します。早期に治療すれば完治が期待できます。治療後も定期的に血液検査を行い、治療効果を確認します。
性器ヘルペスの治療
抗ウイルス薬(バラシクロビルなど)を内服します。初感染時も再発時も有効です。年に何度も再発を繰り返す場合は、毎日薬を飲んで再発を抑える再発抑制療法を選択することもあります。
尖圭コンジローマの治療
外用薬(イミキモドクリームなど)を塗布する方法、液体窒素でイボを凍らせる凍結療法、電気メスで焼く電気焼灼、外科的に切除する方法などがあります。再発率が高いため、複数回の治療が必要になることも少なくありません。
パートナーの検査・治療
性感染症はパートナーも感染している可能性があります。お互いの健康を守るため、パートナーも検査を受けることをお勧めします。治療中および治療直後は性行為を控えてください。
