男性ホルモンが大きく影響するAGAの原因

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称で、男性型脱毛症とも呼ばれています。男性ホルモンの一種である「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素によって「ジヒドロテストステロン（DHT）」に変換され、毛根の一番深い部分にある毛包の細胞（毛母細胞や毛母細胞）の分裂を抑制することが主な原因です。

AGAになると、髪の毛が生えて伸び、抜けて次の毛が生えてくるという「成長期」「退行期」「休止期」のヘアサイクル（毛周期）が乱れてしまいます。そして「成長期」が短くなり、生える髪の毛が抜毛よりも少なって薄毛になるのです。

遺伝的要因、ストレス、栄養不足なども影響

AGAは遺伝的要因も関与していて、父親や母方の祖父からの影響が大きいと考えられています。また、ストレスや不規則な生活習慣も薄毛の原因となります。ストレスや栄養不足、過度な飲酒などで血行が悪くなり、頭皮や毛根に栄養が届きにくくなるためです。

加えて長時間、紫外線を浴びることも頭皮に悪影響を与えます。そして過度なヘアスタイリング、カラーリング、ストレートパーマなども頭皮や毛髪にダメージを与える可能性があります。適切なヘアケアを心がけて、頭皮と毛髪を健康に保つことがAGAの予防に繋がります。

AGAの症状・分類・進行パターン

AGAは一般的には20代以降に発症する進行性の脱毛症ですが、早ければ10代から初期症状が見られるケースもあります。そして男性だけではなく、女性にも発症する場合もあります。女性は男性よりも低年齢で発症することもありますが、更年期以降に見られるケースがほとんどです。

AGAの症状は個々で異なりますが、一般的には髪の毛が細くなり、頭皮が透けて見えるようになってきます。次に髪の量が少なくなり、つむじのまわりや前頭部が薄くなります。さらに進行すると、頭頂部の髪の毛が薄くなっていきます。

AGAの分類

AGAにはいくつか分類があり、よく知られている分類法が「ハミルトン・ノーウッド分類」です。アメリカの医師によって定義された分類法ですが、日本では日本人や女性向けに調整された「高島分類」が使用されることもあります。

AGAの進行パターン

AGAの進行パターンは、大きくM字型・O字型・U字型に分けられます。

M字型

M字型は、額にある左右の生え際が後退し、こめかみの頭皮が露出した状態です。

O字型

O字型は、頭頂部から脱毛するため、上から見た時にOの字に見えるのが特徴です。ご自身で気づきにくい進行パターンですので、ご家族などのまわりの人に指摘されて初めて気づく方もおられます。

U字型

U字型は、額全体が後退した状態です。前頭部から頭頂部まで広い範囲で脱毛するため、早期の治療が重要となります。

AGAのセルフチェック

次のようなことに心あたりがある場合、AGAの可能性があります。

AGAはお薬で治療可能です

AGAはお薬で治療が可能です。かねみつクリニックでは、「ザガーロ」を処方しております。これは2015年に厚生労働省からAGA治療薬として認可を受け、「デュタステリド」を主成分としています。

元々は前立腺肥大症の治療薬として用いられていましたが、AGAに対しても有効であることがわかり、治療薬として開発が進められました。デュタステリドは5αリダクターゼの作用を抑制し、AGAの原因となるジヒドロテストステロン（DHT）の生成を減らすことで、発毛を促す効果が期待できるようになります。特に頭頂部の改善に効果的であるとされています。

ただし、ザガーロはAGA治療において高い効果が期待される一方で、未成年の方や重度の肝機能障害を持つ方は服用できません。副作用としては、極めて稀ですが性機能障害が起こる可能性があります。そのため専門医の診断を受け、正確な情報と適切な指導のもとで治療を行うことが重要です。

AGAでお悩みならかねみつクリニックへ

AGAでお悩みでしたら、お一人で悩まずにかねみつクリニックへご相談ください。薄毛のことを誰かに相談するのは抵抗があるかもしれませんが、AGAは進行性の脱毛症なので、放っておくと薄毛が進行します。

薄毛にコンプレックスを感じず、自信を持って毎日が過ごせるようにサポートいたしますので、まずは一度お気軽にご連絡ください。