子どものお悩み

HOME > 子どものお悩み

子供に多いお悩み・症状

  • 小学生になってもおねしょが続く
  • 亀頭・陰茎・包皮が赤く腫れている
  • 陰部をかゆそうにしている
  • 陰嚢が腫れている
  • 睾丸に触れない・はっきり位置がわからない
  • 尿路感染症による発熱

など

子供の主な泌尿器の病気

夜尿症(おねしょ)

5歳以降も、週2~3回の頻度で少なくとも3ヶ月以上連続で夜間睡眠中に尿もれ(尿失禁)するのが夜尿症(おねしょ)と定義されています。「小学生になってもおねしょが続いている」と心配になってご相談に来られるケースも多いです。
夜尿症(おねしょ)は、夜間に多量の尿が作られる多尿型、膀胱に尿を溜めておける量が少ない膀胱型、多尿型と膀胱型を併発した混合型に分けられ、それぞれのタイプに応じた治療を行います。
夜尿症(おねしょ)をするからといって起こしたり、怒ったりするのは禁物で、水分摂取量のコントロールや膀胱訓練(膀胱に尿を溜めておけるようにするトレーニング)などを行い、焦らず治療を進めていくことが大事です。そのうえで、状況に応じてお薬を使った治療も検討します。

亀頭包皮炎

亀頭や包皮に細菌や垢が付着して炎症を起こした状態です。包皮を剥くことができない乳幼児期に発症します。

抗生物質や抗菌薬の塗り薬・内服薬で治療します。

陰嚢水腫

陰嚢内にリンパ液が溜まって腫れた状態です。通常、2歳ごろまでに自然に治りますが、腫れが強い場合には鼠径ヘルニアが疑われます。

停留精巣、移動性精巣

精巣は通常、生後6ヶ月までに陰嚢へ自然に降りてきますが、この自然下降が止まってしまうのが停留精巣です。また精巣の自然下降は正常に行われたものの、陰嚢への固定が不良で触れられない状態を移動性精巣と言います。

停留精巣では陰嚢内に精巣がないため、精巣の温度が高くなり精子を作る機能が低下したり、精巣がんの発症リスクが高まったりします。そのため、早期の手術による治療が推奨されています。

移動性精巣では、精巣が陰嚢に固定されていないため、精巣捻転のリスクが高まりますが、リラックスしている時に精巣に触れられる場合には、基本的に治療の必要はないとされています。

尿路感染症

尿道の出口から細菌が感染して膀胱や腎臓まで達すると、発熱などの症状が現れます。症状を繰り返す場合には、膀胱尿管逆流症や先天性水腎症が疑われるため精密検査が必要になります。