前立腺のお悩み
こんな症状はありませんか?
「尿が出づらい」「尿の勢いが弱い」「排尿時に痛みがある」「何度もトイレに行きたくなる」などの症状がある時、前立腺で何か異常が起こっている可能性があります。下記のような症状に心あたりがありましたら、お早めに大阪市城東区の今福鶴見のかねみつクリニックへご相談ください。
- 尿が出づらい
- お腹に力を入れないと排尿できない
- 尿の勢いが弱い
- 尿が途切れる
- 排尿時に痛む
- 下腹部に違和感がある
- 1日に何度もトイレに行きたくなる
- 尿が我慢できず、漏れてしまう
- 残尿感がある
- 血尿が出る
など
前立腺について
前立腺とは?
前立腺とは男性のみに存在する臓器で、尿道を取り囲むように膀胱の下に位置しています。精液の一部となる前立腺液を分泌する役割を担っていて、前立腺液は精子の運動機能を助けたり、精子を守ったりする働きがあります。
そして前立腺の真ん中を尿道が通っており、前立腺は膀胱の出口の開閉や排尿コントロールにも関わっています。
前立腺がんは年々増加傾向にあります
前立腺の大きさは、一般的な成人男性で20ml以下です。よく「クルミや栗程度の大きさ」と例えられます。ただし、前立腺は加齢とともに大きくなり、前立腺が肥大して尿道を圧迫すると前立腺肥大症が起こります。
その他、注意が必要な前立腺の病気として前立腺炎や前立腺がんがあります。特に前立腺がんは年々増加傾向にありますので、早期発見のために50歳を過ぎたら市の前立腺がん検診(PSA検査)を受けるようにしましょう。
考えられる病気・治療方法
前立腺肥大症
前立腺に良性腫瘍ができたり、前立腺が肥大化することで、尿道が圧迫されて尿が出にくくなったり、膀胱の蓄尿量が減少したりするなど、様々な排尿・蓄尿障害が起こる病気です。前立腺は年齢を重ねるごとに大きくなりやすく、60歳以上の男性の3人に1人が前立腺肥大症に悩まされていると言われています。
はっきりとした原因はわかっていませんが、ほとんどの場合、薬物療法により改善可能ですので、「尿が出にくい」「尿のキレが悪い」「トイレが近くなった」などの症状に気づいたら、お早めに当院へご相談ください。
治療方法
前立腺肥大症の多くは、内服薬による薬物療法で改善させることが可能です。薬物療法と生活習慣の改善を行なっても十分な効果が得られなかったり、合併症がみられたりするケースでは、手術が検討されます。
前立腺炎
細菌感染などにより前立腺で炎症が起こっている状態です。急性前立腺炎と慢性前立腺炎に分けられ、それぞれ現れる症状が異なります。
急性前立腺炎の主な原因は細菌感染で、38℃以上の発熱、頻尿、排尿痛、残尿感などの症状が現れます。ただし、はっきりと原因がわからないケースも少なくありません。
慢性前立腺炎は前立腺の炎症が慢性化して起こるケースもあれば、ストレスなどが原因で発症するケースもあります。排尿痛、残尿感、下腹部の違和感などの症状が現れます。一般的に急性前立腺よりも慢性前立腺炎の方が治癒に時間がかかる傾向にあります。
治療方法
急性前立腺炎で炎症が軽い場合には、抗菌薬の内服により治療可能です。炎症が強い場合には点滴治療が必要になることがあります。尿閉や高熱などの症状が継続しているケースでは、手術が必要になります。
慢性前立腺炎でも薬物療法と生活習慣の改善が治療の中心となりますが、再発しやすいため、治療により一旦症状が治まっても半年程度は服薬を継続する必要があります。
前立腺がん
前立腺にできる悪性腫瘍(がん)で、加齢とともにリスクが高くなります。原因ははっきりわかっていませんが、加齢にともなう男性ホルモンの乱れが影響しているのではないかと考えられています。
初期の前立腺がんではほとんど自覚症状は現れませんが、進行すると尿が出づらい、排尿痛、血尿などの症状が現れます。
前立腺がんは早期発見・早期治療すれば治癒可能ながんと言われていますので、50歳を過ぎたら大阪市の前立腺がん検診(PSA検査)を受けて早期発見に努めるようにしましょう。
治療方法
前立腺がんの状態や進行度などに応じて、PSA監視療法、薬物療法、手術療法、放射線療法などから、最適な治療方法が選択されます。
当院で検査を行い前立腺がんが疑われる方には、連携する基幹病院をご紹介して精密検査・治療が受けられるように手配いたします。